理事長 小室 寛明
【はじめに】
 私たち(社)宮津青年会議所は、これまで社会開発や指導力開発に繋がる様々な活動を展開してまいりました。その活動は何のために、誰のために、何を残すためにやってきたのか、あらためて考えてみてください。・・・地域のため、自分・家族のため、未来のため、何のために活動していくのか目的を明確に持ち続けているからこそ、意味のある活動が出来るのだと思います。
私たちにとっての目的は、明るい豊かな宮津・与謝地域の創造であります。それに向かって今の変革の時代に何が必要なのか常に探究する前向きな姿勢を持ち、行動をおこすとき提言をするときには、青年としての気概を持って前進していくことです。そして、設立より38年間先輩方が積み重ねてこられた努力によって得た、地域の方々の信頼と期待に応えるためにも、私たちの英知と勇気と情熱を結集し、しこたまの想いを込めて希望ある未来に向かって邁進していきましょう。
 
  【己を磨け】
 経験は学びであり、それによって人は成長していきます。JCでは毎年経験できる役割が違い、それを自分のものとすることでスキルアップに繋がっていきます。また活動を通じて様々な経験をする機会があり、意識してさえいれば学びを逃さず自分の中に取り込めるはずです。だからこそ、会員一人ひとりが積極性を持って取り組むと共に、自分のポジションをしっかりと理解し常に資質向上の意識を持って行動していきましょう。それが己を磨くこととなり、JC活動のみならず地域の様々な活動の中でも指導力を発揮するに違いありません。
 
  【地域の未来に力を注ぎ込め】
 青年会議所には三信条(奉仕・修練・友情)があり、その中の「奉仕」として社会開発を実践しています。但し、自己満足の奉仕で終わるのではなく、確実にこの地域の発展に寄与できる活動を展開していかなければなりません。本年度も私たちは、この地域の社会開発運動として2年間に亘り取り組んできたマニフェスト型選挙の導入を推進していきます。特に岩滝町・加悦町・野田川町の合併で新町「与謝野町」が誕生するという、新たなまちづくりを考える上で千載一遇のチャンスがあり、行政や私たちと同じようにまちづくりに取り組んでいる他団体との連携も考慮しながらマニフェスト型選挙の実現を目指します。
 青少年の健全育成については、未来を担う子どもたちに地域の大人として歴史や文化、そして人と人との繋がりの大切さや思いやりの気持ちなど伝えたいことは沢山あります。その一つひとつの想いをしっかりと伝えることが、この地域を愛し誇りに思う気持ちに繋がり、次の世代また次の世代へと引き継いでいくことになると信じています。
 
  【国境を越えた友情と学び】
 1989年、中華民国大松山國際青年商會との姉妹締結をして以来16年間、お互いが誇りを持ちそれを尊重しあいながら、年2回の公式訪問や青少年事業などを通じて交流を深めてまいりました。そのことが、国際人としての資質を養い、さらには国境を越えた友情を育むことに繋がってきたのだと思います。
 このように国際交流が出来ることは、宮津JCの会員のみならず、ホームステイや青少年絵画交換に参加している子どもたちにとっても、すばらしい体験の出来る本当に貴重な機会であると思います。この機会を有効に生かすためにも、多くの会員が積極的に参加して、地球市民としての自覚を持つと共に、国際人としての自分自身を磨く交流を積み重ね、地域にも繋がる交流をしていきましょう。
 
  【大切な仲間づくり】
 JCの仲間は友情の大切さを知っています。それは心から感謝したことがあるからです。互いに思いやり、時には、真剣に議論しぶつかり合う、ただの馴れ合いではないところに真の友情があるのだと思います。こんな仲間となら共に活動していて誇りに思える、そんな仲間作りをしていくことが、魅力ある宮津JCとなり、次代を担う人材開発にも繋がっていくのです。
 また、全国4万人を超えるJAYCEEが集う各種大会・事業には、新たな出会いと学びがあり、幅広い視野を得る貴重な機会であります。積極的に参加をして自己研鑽に努めネットワークを広げていきましょう。
 
  【おわりに】
 私たちが活動していく中で、計画から実行までの過程には、多くの努力と学びがあります。その一つひとつが資質の向上に繋がり、仲間との絆を深めそして感動を生み出します。すなわち、感動するほどの努力を積み重ねることが、目的達成に繋がっていくのです。地域の方々をも巻き込んで一人でも多く、一つでも多く感動をしたい、そんな想いをしこたまもって活動していくことが、私たちとこの地域の未来を切り拓く大きな力となるはずです。
 
■基本理念  
自己の開発と地域の発展に努め、未来を創るために邁進しよう
 
■基本方針
1.しこたまの想いを込めて活動する
2.組織の強化・活性化に努める
3.地域の創造発展に努める
4.青少年の健全育成に努める
 
■事業計画
1.全員の資質向上と会員拡大
2.青少年健全育成に繋がる事業の実施
3.姉妹JCとの積極的な交流
4.マニフェスト型選挙の推進
5.創立40周年に向けての準備
6.まちづくり他団体との積極的な交流
7.社団法人日本青年会議所・近畿地区協議会・京都ブロック協議会事業への参加
  協力
 
■委員会活動計画
 《総務情報委員会》
 ・新年互例会の開催
 ・総会の開催
 ・内・外広報誌の発行
 ・3MJCの開催
 ・褒賞に関する事項
 ・ホームページの運営管理
 
 《交流渉外委員会》
 ・姉妹JCとの交流に関する事項
 ・姉妹JCホームスティの企画
 ・メモリアルデーの開催
 ・家族会の開催
 
 《青少年育成委員会》
 ・青少年健全育成に関する事業の開催
 ・JCカップの開催
 ・姉妹JCとの青少年絵画交流の実施
 
 《会員開発委員会》
 ・会員拡大の促進
 ・FTセミナーの開催
 ・会員研修事業の開催
 ・卒業式の開催
 
 《創立40周年準備プロジェクトチーム》
 ・創立40周年に向けての準備
 
 《社会開発プロジェクトチーム》
 ・マニフェスト型選挙の推進
 ・公開討論会の実施