社団法人宮津青年会議所
魅力親和 己を信じ「進化」というバトンを持って!

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理事長 吉岡  宗典
= 所信 構成 =
 1.はじめに 「魅力ある人」を目指して
 2.組織力PROJECT 規律ある組織の中で
 3.地域力PROJECT 明るい兆しを求めて
 4.まちづくりPROJECT 自ら知り,自ら選択し,自ら責任を負おう
 5.天橋立世界遺産登録推進PROJECT  継続は力なり
 6.交流渉外PROJECT 国際感覚を養おう
 7.京都ブロック会員大会PROJECT 2011会員大会in MIYAZU
 8.ビジョン策定PROJECT 一般社団法人と創立45周年に向けて
 9.結びに 「進化」というバトンを持って

【はじめに 「魅力ある人」を目指して】
 家業の関係もあり,社会人の経験を持たず,23歳で事業を興した私は,当時,組織に属することへの憧れを持っていた。27歳のとき,社団法人宮津青年会議所に入会して以来,委員長,専務理事,副理事長,そして監事の役職を頂き,この10年間の私の人生の中心には,青年会議所活動があった。
 青年会議所では,一年を通し,各委員会がさまざまな視点から事業を計画し,開催する。そして結果を報告する。これらはすべて理事会において決議される。理事会への上程議案は,数カ月前より委員会において議論され,着実にその準備を進めるのである。こうした理事会や事業当日は,担当する委員会メンバーは真剣そのものであり「自分のすべてを見せる」のである。同時に「周りの人を見る」。つまり,うわべだけの取り組みでは,真の青年会議所活動はできない。
 これらの活動を通して,青年会議所メンバーにとどまらず,地域の方や,行政関係の方との繋がりを持つことができた。この「人との繋がり」は,それぞれの生の声を聴くことができ,我々の役割であるまちづくりやひとづくりにおける仲介者(ファシリテーター)として,必要不可欠なことである。
 こうして,青年会議所の良さを知った者は,どんどんその活動に入り込んでいく。一方,それぞれに仕事,家庭そして地域との繋がりがある中,課題もあげられる。時間的,経済的そして統率力などの能力的なことは,常にジレンマとなる。しかしながら,周りの人に支えられ,これらを乗り越えることは自身の成長になる。こうして成長した者は,他人を思いやることを知り,人を引き付けることができる。すなわち「魅力ある人」となるのである。
 一つずつ経験し,魅力ある人へ成長しよう!
 
【組織力PROJECT  規律ある組織の中で】
 青年会議所ならではの特徴として「単年度制」がある。毎年与えられる役職は,どれをとっても経験のないことへの挑戦であり,事業の達成と同時に感動を覚えた。そして,中には組織の上下関係と年齢が逆転することの困難さも乗り越えることができた。
 マンネリ化を避けるためには,この単年度制は非常に良いシステムであるが,理事や役員を経験して,理事から外れる,役員から外れるといったことは,通常起こりうる人事となる。青年会議所では,これを降格ではなく,その者への「修練」として捉えている。すなわち,その者が理事や役員として経験したことを,配属された委員会で生かすことが重要である。
 我々青年会議所の使命は,明るい豊かな社会の創造のため,地域の実情を知り,確かな情報を収集し,近い将来の地域のあるべき姿を描くことである。そして,必要に応じて専門家の意見を求め,スピード感ある団体として活動を展開することである。
 こうして数々の事業を開催する中,毎年組織を新たにすることは,個人の成長には有効であるが,団結など組織力においては強化されにくい。つまり,役職が人を成長させるが,ちょうどそのころ次の役職が与えられるということになる。こうした組織において,組織力の強化には,「規律」が重要となる。それは,常に組織図をもとに自分の役割を認識し,行動することである。また,委員会同士の「横」の繋がりを持つためには,出席奨励をはじめ,日常的な活動の中で会員の青年会議所活動に対する意識を高め,広報誌やホームページなどを活用して,各委員会の情報を発信し共有することが大切である。こうして,組織が強化され,「魅力ある組織」へと我々は成長するものと考えている。
 自信を持って与えられた役職を全うし,魅力ある組織へ成長しよう!
 
【地域力PROJECT  明るい兆しを求めて】
 全国で100万人を割った自治体が9県になった。地方都市から大都市への人口流出は止まらない。地方では自然減少も加わって,さらに人口減少が加速している。宮津与謝も例外ではなく,宮津市の人口は,平成21年に2万人を切った。
将来を考えたとき,若者定住は必須の要件となる中,特に地方では就職難という若者定住に最も支障のある状況が続き,若者の夢や希望を奪っている。
 近年,地方では,「第6次産業」化への期待が高まっている。農林漁業など第1次産業を,加工など第2次産業や,観光など第3次産業と融合させる。こうした新たな産業の創出が雇用機会を生み出し,若者定住に繋げる。そして,地域を活性化させようとするものである。
 宮津青年会議所では,昨年より,地域の魅力や既存の産業の特徴を再認識し,それぞれが関わり合える共通項を探索することから,差別化やコダワリをもった新たな産業の仕組み造りを提案してきた。これからは,他の視点からもこうした新たな産業の仕組み造りを提案するとともに,次の段階として,宮津与謝ならではの産業として確立するため,市場調査などの実践に向けたプロセスを提案したい。こうした動きにより,産業創出のシナリオを一歩ずつ描くことは,正に魅力の創出である。「魅力あるまち」には人が集まり,まちが活性化するのである。
 宮津与謝の若者が「夢」を持てる,魅力あるまちを目指して!
 
【まちづくりPROJECT  自ら知り,自ら選択し,自ら責任を負おう】
 我々住民は,首長及び議員を直接選挙で選び,その両方にまちの運営を負託している。これが二元代表制である。2004年度からはじめたマニフェスト運動は,この首長選挙に焦点を当て,ローカルマニフェストとして,選挙前に公開討論会を開催し,選挙前年には検証大会を行ってきた。
 一方,議会議員選挙の投票率は,定数を上回る立候補があるにも関わらず,低い現状が続く。これは,議会の透明性や日常的な議員活動の在り方を含め,住民の議員への関心が問われる状況である。
 近年,国の地域主権の動きから,議会基本条例を制定する地方議会もあり,「議会改革」が叫ばれている。このように,首長と同じく負託している議員についても,住民との緊張関係を今以上に持つべきだと言われている。すなわち,議員の役割は,首長の提案を決定(議決)し、その執行を監視するだけでなく,政策提案も重要な役割ということである。
 これらの動きとともに,住民側の役割も重要となる。市民討議会などの動きがある中,能動的にまちづくりに参画し,行政運営にかかわっていく必要がある。そして,「選択の時代」と言われるように,正しい選択を行い,納得して責任を負うことが必須となる。
 こうした運動を展開するには,「二元代表制」「議会」「議員の役割」「住民の役割」といったことを知り,「首長」や「議員」そして「住民」が,それぞれの「本来の役割」を認識することが重要であると考えている。
 「首長」と「住民」,「議員」と「住民」の懸け橋となり,自立したまちへ向かおう!
 
【天橋立世界遺産登録推進PROJECT  継続は力なり】
 誰もが一度は訪れてみたいと思う日本三景「天橋立」。我々は,この地に生まれ,天橋立とともに育った。遠く離れたときも,出身地の象徴として語り続けてきた。
 2008年度から取り組んだ天橋立世界遺産登録推進事業は,当時から世界遺産への登録がゴールではなく,古代より受け継がれた天橋立に愛着を持ち,後世に残していきたいということに主眼をおいている。これまでに「HAND in HAND 天橋立」「宮津与謝ふるさと絵巻」「LOVERS Project 2010」といった大きな事業を「天橋立を世界遺産にする会」と共に行ってきた。
 これらの事業を通して,子どもから大人まで,さらには遠くに住む宮津与謝の出身者にまで,天橋立を中心とした宮津与謝の価値を発信し,反響を巻き起こしてきた。
 同時に「郷土愛の醸成」の重要性を改めて認識したところであるが,郷土愛の原点は,子どもである。子どもの頃より,この地域に愛着を持っていれば,就学や就職で遠く離れることになるかもしれないが,将来,必ず宮津与謝を守り,受け継ぐ当事者になってくれると信じている。
 「世界遺産登録」を合言葉に,郷土愛を育もう!
 
【交流渉外PROJECT  国際感覚を養おう】
 「人との繋がり」。つまり,人と人との交流 は,人間が生活する中で非常に大切なことである。そして,コミュニケーション能力は,社会の中でも,近年特に重要視されている。
 「相手を受け入れ」「自分を表現する」。簡単なようであるが,人と人との間には,大小の目には見えない垣根があると考えている。この垣根を低くすることができるほど,相手を受け入れ,自分を表現しやすくなる。
 典型的な例が国際交流である。言語の違い,文化の違いといった大きな壁があり,コミュニケーションが取りにくい中,宮津青年会議所は,台湾台北市の大松山國際青年商會と姉妹JC締結をし,24年目を迎える。
 年に一度ずつ互いの国を訪問する公式訪問の中で,おのおのの壁を取り去り,積極的に友情を深めよう。それがコミュニケーション能力の向上となり,人との繋がりになる。互いのLOMやその会員のニーズを探り,時代にあった国際交流事業を展開したい。
 また,小学生対象の絵画交流事業,ホームステイ事業を実施しており,我々だけでなく,宮津与謝の子どもたちも国際感覚を養って欲しい。
 「時」と「時」の小さな繋がりが,「人」と「人」,「人」と「地域」,「地域」と「地域」との継続的な国際交流へ発展することを願って!
 
【京都ブロック会員大会PROJECT  2011会員大会inMIYAZU】
 13年ぶりに3度目の京都ブロック会員大会を主管する。京都府内の会員が一堂に会し,式典,褒賞授与式,フォーラム及び懇親会が催され,会員間の親睦をはかっている。
 近年,公益性が重視される中,日本青年会議所が「公益社団法人格」を取得したことにより,一層公益性を高める動きになっている。
 公益性のある会員大会では,地域や住民との繋がりがより一層求められる。主管LOMとして,今一度,地域の文化,歴史,産業,特産物等に目を向け,地元団体等へ参加協力を働きかけたい。
 こうして,公益社団法人日本青年会議所近畿地区京都ブロック協議会主催のもと,この公益性ある会員大会の開催の一翼を担いたい。
 宮津青年会議所メンバーの団結力を持って,宮津与謝の活性化に繋げよう!
 
【ビジョン策定PROJECT  一般社団法人と創立45周年に向けて】
 公益法人制度改革が行なわれる中,我々宮津青年会議所は,「一般社団法人」を選択した。
 全国一律で定められる公益社団法人の基準は,地方の小さなLOMには大きな負担となるためである。一旦一般社団法人となるが,これまで通り事業内容は公益性を保ち,さらに公益性を重視しながら,制度改革の動向をさぐりたい。
 一般社団法人への申請手続きを進める中で,現在の定款や運営規定等の見直しを行い,組織の規定を一新したい。
 次に,2012年度は,我々宮津青年会議所の創立45周年を迎える。創立40周年に打ち出した創立50周年にむけての運動指針「PRIDE2007〜楽志共創〜」を基にし,過去5年間の活動を検証し,未来5年間に向けた活動内容を検討したい。その上で,周年スローガンをはじめ,創立45周年実行特別委員会がスムーズに始動できるよう,その準備を行いたい。
 宮津青年会議所の基礎固めとして!
 
【結びに  「進化」というバトンを持って】
 青年会議所を青年の「学び舎」とするなら,宮津青年会議所という学び舎から,300名近い卒業生を送り出しており,各方面で活躍されている。これは宮津青年会議所のブランド力であり,人的ネットワークである。こうしたブランド力や人的ネットワークを最大限生かしながら,事業を展開することが必要とされるが,同時に会員拡大を積極的に行い,会員数を確保することも不可欠である。
 民主主義の世の中では数は力と言うが,青年会議所においては,同調者のみを集めるのではなく,違う考え方を持った人であっても,議論することにより進むべき道を決めるという考え方も重要である。そこには,「説得力」が必要となる。説得力とは,単に相手を論破することでなく,相手の意見を良く聴き,自分の意見を調整して,相手に納得してもらうことである。
 こうして,志を同じうする者が相集い,力を合わせ,青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築き上げるのである。宮津青年会議所には43年間の歴史があり,毎年引き継がれるバトンには,その年の活動が刻まれている。2011年度は,「魅力親和」(魅力の創出と魅力の集結)を全メンバーが力を合わせしっかりと刻み,次年度へとバトンを渡したい。
 普通に暮らせば,普通に暮らせる世の中かもしれないが,現状維持では,何も変わらない。今に満足をしては,明るい未来はない。「維持」と「進化」のバトンがあるとするなら,皆が進化のバトンを持とう。そして,一歩前進することが,地域の動きになる。行動を起こし,感性を磨き,己を信じて自身の新たなるステージへ踏み出そう!
 共に歩もう,大好きな宮津与謝のために!



【 基本理念 】
【 基本方針】
  1. 「魅力ある人」になろう
  2. 「魅力ある団体」に成長しよう
  3. 「魅力あるまち」を提案しよう
【事業計画】
  1. 規律あるLOM運営と効果的な情報発信
  2. 姉妹JCや他団体との積極的な交流
  3. 青少年を対象とした郷土愛の醸成活動
  4. 地域の魅力を高める活動
  5. 住民起点のまちづくり活動
  6. 会員の資質向上と地域活性化活動
  7. 一般社団法人に関する取り組み
  8. 公益社団法人日本青年会議所近畿地区京都ブロック協議会第39回京都ブロック会員大会宮津大会への積極的な協力
  9. 公益社団法人日本青年会議所・近畿地区協議会・京都ブロック協議会が開催する事業への積極的な参加協力
【委員会活動計画】
《 総務情報委員会 》
 ・新年互礼会の開催
 ・通常総会及び臨時総会の開催
 ・内外広報誌の発行
 ・ホームページの運営管理
 ・褒賞に関する事項
 ・卒業式の実施
 ・魅力ある例会の開催
 ・会員拡大への積極的な協力
 
 《 交流渉外委員会 》
 ・姉妹JCとの交流に関する事項
 ・姉妹JCホームステイの企画・実施
 ・姉妹JCとの交流会議の企画・実施
 ・メモリアルデーの開催
 ・家族間の相互理解に関する事項
 ・魅力ある例会の開催
 ・会員拡大への積極的な協力
 
 《 郷土愛醸成委員会 》
 ・青少年を対象とした郷土愛の醸成事業の実施
 ・姉妹JCとの青少年絵画交流の実施
 ・天橋立の世界遺産登録に向けた継続的な取り組み
 ・魅力ある例会の開催
 ・会員拡大への積極的な協力
 
 《 まちづくり委員会 》
 ・住民起点のまちづくりへ繋がる活動
 ・宮津与謝青年団体ネットワークとの連携
 ・魅力ある例会の開催
 ・会員拡大への積極的な協力
 
 《 地域の力創造委員会 》
 ・会員の資質向上と地域活性化に繋がる事業の実施
 ・FTセミナーの実施
 ・魅力ある例会の開催
 ・会員拡大の実施
 
 《 京都ブロック会員大会プロジェクトチーム 》
 ・公益社団法人日本青年会議所近畿地区京都ブロック協議会第39回京都
  ブロック会員大会宮津大会への積極的な協力
 ・会員大会開催において,主管LOMとしての協力体制の指揮監督
 
《 ビジョン策定プロジェクトチーム 》
 ・一般社団法人への移行に向けた準備及び申請
 ・定款及び運営規定等の検討及び作成
 ・創立45周年に向けた準備
 
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